自分のいる場所のレベルが気になる~劣等感に効く言葉~

こんにちは。Shimojiです。

僕がこれまでタイでプレーしていて一番聞かれる嫌な質問は

タイのサッカーのレベルはどうですか?」でした。

Shimojiさんいきなりキレキャラですか?

大丈夫ですか?と思ってくれたあなた。

ありがとうございます。僕は大丈夫です。

『レベル』

僕はサッカーを始めてから長いあいだ

この言葉に縛られてきたように思います。

レベルが高いところでプレーしているかどうか?

レベルが高いチームかどうか?

自分がどうあるかというよりも

どこでどんな評価を受けることがいいのか。

それを考えて長いあいだプレーしてきたように思います。

実績を作れなかったこと

たとえば日本で目立った結果が出せなかったことや

ヨーロッパのトップリーグでプレーしていなかったり

代表に呼ばれることがなかった僕は

『レベル』という言葉にいちいち劣等感を感じてしまいます。

ですから

「タイのサッカーのレベルはどうですか?」という質問に過敏に反応してしまうのです。

でも、これは質問する人ではなく僕自身の問題なんだな、

むしろ、この周りの評価を当てにすることが

思った結果を得ることが出来なかった原因だな、

と気づくようになれれたのが大きな進歩でした。

タイに来るまでは

どこでやっていたら人にすごいと思われるのか。

どこでやっていたら馬鹿にされないか。

優勝争いしているチームだったらいいか。

残留争いしているチームだったらダメか。

試合に出ていればいいか。ベンチはダメか。

そんな周りや社会の常識が自信が持てなかった僕にとっての

価値の判断基準だったのだと思います。

でも、タイに来ることに決めたとき

僕の中でそれまでと違う形でサッカーに向き合うことができました。

サッカーに対する理想とか理念とか

周りからしたら『えっ?』と思われるようなもの、

自分の思いを持ってプレーしようと決めれたことで

僕の新しいサッカー人生が再スタートしました。

今でも

『でも、タイのサッカーってレベル低いでしょ?』

って言われるといい気持ちはしませんが

そういうことを基準にプレーしていない自分に自信が持てるようになりました。

もちろん20数年間居座ってきた僕の劣等感は

おそらく簡単にはぬぐえないでしょう。

頑固者です。

だけどその劣等感に関係なく

自分らしいプレーや生き方を貫いていくことで

社会の常識や過去に縛られることなく

僕たちはサッカー人生、自分の人生を新しく創っていけるのだと思います。

昨日試合前にある言葉を知りました。

これはある昔の物語の中に出てきます。

僕と同じように周りの評価を気にして仕事を選んでいた男にある人がこう言います。

『人生で重要なことはどこで仕えるかではなく、いかにして仕えるかだ。』

僕の中ですっきりとするものがありました。

周りではなく自分がどうあるのか。

今いるその場でどのようにしていくのか。

それが一番大事です。

前々節での敗戦で8試合残して自力優勝の可能性がほぼゼロになり

残念な気持ちや寂しさ、無力感があったり

来年のことを考えて不安になったり

いろんな感情や気持ちが昨日の試合前にありました。

でもその言葉を知り

したいことで出来ることをするだけだな。

そう吹っ切れました。

僕は一試合一試合勝ちたいし

点を入れることが喜びで、それがチームのためになる。

結局いつもどーり元に戻りました。笑

試合結果は

5-2で勝ちました。

Shimojiは2ゴール。

【ハイライトはこちら⇒http://youtu.be/liSomD5Plhc

チームは3位に浮上。

Shimojiは14点で得点ランク4位です。

それでは今日も最後まで

あなたの貴重な時間を使って観てくれてありがとうございました。

【追伸】

「日系企業とタイで働く日本人のためのビジネス情報マガジン」
【Info Biz THAILAND(インフォビズタイランド)】
その200回特別記念号の
人気シリーズ「男の休日」に
Shimoji出させてもらいました。


今月で創刊200号を迎えられました。
おめでとうございます。

今回の企画でご紹介してくださったプロフットサルの軽部選手、
取材・編集、文章構成にご協力くださったインフォビズの望月さん、編集の方々
本当にありがとうございました。

 

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