アイスバケツチャレンジの想いの種を受け取ったら

  想いの種を蒔き、行動を刈り取る。

  行動の種を蒔き、習慣を刈り取る。

  習慣の種を蒔き、人格を刈り取る。

  人格の種を蒔き、人生を刈り取る。

こんにちは。Shimojiです。

「Shimojiさん。たまにはいいこと言いますね。

だれかのパクリですか?」

はい。パクリです。

これは昔からある格言で僕の好きな言葉です。

まさに人生とはなんぞや!みたいな深い言葉だと思います。

僕たちは普段、

人生のあらゆる場面で結果を求めるあまり

すぐに行動を変えようとします。

例えば僕なら

走り込みをして体力をつけようとしてみたり

ひたすら何時間も自主練習をして技術を習得しようとしたり

筋トレをガンガンしてマッチョマンになってビーチでの注目を集めようとしたり・・・

だけどそこで欠けているのが

『どういう想いでそれをやっているのか』

です。

この格言が教えてくれるのは

得たい結果を人生で得るためには

まず『想い』が大事だということです。

どういうことかというと

『まわりに認められたい。認めさせたい』から行動する、あるいは

『しかたない、監督に言われるから、やらなきゃいけない』から行動する。

これを続けると僕たちの中に生まれる感情は

『こんなに俺は頑張っているのになんで認めてくれないんだ』とか

自分と他人を比較して

『あいつばっかりなんで・・・』

といった他人を『憎む気持ち』です。

逆に

『目の前の人を笑顔にしたい、喜ばせたい』から行動する、

『自分がしたくて、心からやりたくて』から行動する。

これを続けていくと僕たちは

感謝、喜び、他人を思いやる気持ちが自然と出てきます。

もちろん結果も出やすくなります。

そしてその行動を続けていくことで

周りを憎む気持ちの人と

周りを思いやり感謝し喜んでいる人の人生はどうなるでしょう?

言わなくとも結果は180度違ってくることはわかります。

さて、話は変わりますが

今回僕はアイスバケツチャレンジ指名を受けました。

そして

ある2つのことが気になって調べてみました。

まず一つ目はALSという病気について。

ALSは体の自由が次第に利かなくなって

最終的には呼吸器が機能しなくなって亡くなる。

そして体の機能を失いながらも

意識的には何の損傷を受けないので

体が動かなくなっていくのを日々はっきりと感じているという

精神的な辛さがこの病気が他の病気と違うところです。

ALSは現時点では治療法がない難病です。

あるALSの患者さんの手記を読ませていただいて

医者からALSの宣告を受けた時の絶望感、恐怖

それから日にちが経ったときでも怖くて涙が出てきてしまうこと。

読んだだけでもおそろしく絶望的な気持ちになりました。

苦しくて無力感を感じました。

それでも僕は彼らの気持ちを少しも理解できていないんだろうなと思いました。

結局他人事。

そんな自分を感じて自己嫌悪になりました。

『当事者にしかわからない難しい問題だ』

そうやって簡単に片付けられるほど簡単じゃないのもわかっているし

だからといって自分がこのチャレンジをしたところで

あるいは寄付をしたところでいったいどれくらいの人を救えるのか。

自分の無力さを感じました。

もう一つ気になっていたことは。

このアイスバケツチャレンジ。

難病の寄付、慈善活動にしては『みんな笑顔、楽しそう』。

僕がこれまで知っていた難病に対する活動とは

全く違う感覚。

すごい違和感が不思議だったので

ALSのアイスバケツチャレンジのきっかけを調べてみました。

すると行き着いたのがこの動画でした。

クリス・ケネディ Ice Bucket challenge】

http://youtu.be/WpJCWjs6kYA

もともとこのアイスバケツチャレンジは指名された人が

自由に寄付先を決めることができるという仕組みだそうです。

そしてクリス・ケネディは寄付先をALS基金に決めました。

それはクリスの妻のいとこの夫(アンソニー)がALSの患者だったからです。

そしてこの映像を公開して

次にクリスが指名したのが

そのALS患者アンソニーを夫に持つ妻ジャネットでした。

そこから次第に広まっていったこの活動は

ボストン大学の元野球選手でヨーロッパで

プロ野球選手として活躍していたピートにつながります。

実は彼はすでにALSと診断をされていました。

そして彼の持つ大きなALSサポーターネットワークにつながったことで

この活動は爆発的に拡散していきました。

7月29日から8月4日までの間で

30万名以上の寄付者と15億円以上の寄付金が

ALS基金に集まっているそうです。

この世界的に広まったアイスバケツチャレンジのきっかけとなった

クリス・ケネディはインタビューに対して

「ただアンソニーを笑顔にしたかっただけなんだ」

と語っていました。

クリスは

『アンソニーがかわいそうだから』とか

『仕方なく指名されたから』とかあるいは

『目立ちたいから』

『救いたいから』ではなく

アンソニーを笑顔にしたいから』アイスバケツチャレンジをしたのでした。

そうした彼の想いの種は

世界中に広まりました。

もちろん彼の想いを知っている人は少ないと思います。

だけど

これだけ世界中の多くの人が参加しているアイスバケツチャレンジで

たくさんの人が楽しく、笑顔で歓声も聞こえてくる。

さらにこれだけの寄付金が集まったのには

クリスの

『アンソニーを笑顔にしたい』という

純粋な想いやワクワク感が伝わっていったからなのだと

思います。

今回のチャレンジの指名を受けて調べていく中で

僕は自分にはたいしたことはできないという気持ちと

死に対する恐怖

あるいは難病の人に対する憐れみを最初抱きました。

だけどクリスのチャレンジ動画を見て

想いを知り、その想いが世界中に伝わって笑顔が生まれているのを見て

死に対する恐怖ではなく

生きることについて前向きになりました。

それは自分は大したことはできないと

無力さを知って嘆くことでも

難病患者のことを想って同情することでもなくて

せっかく生かされている自分が

本当にやりたいことをして

それで人を喜ばせたい。

ということでした。

『なんのために生まれて、なにをして生きるのか』

『なにが自分の幸せで、なにをして喜ぶ』

『そうだ!嬉しいんだ生きる喜び』

ということに改めて気づかせてくれた

今回のアイスバケツチャレンジ。

クリスの

『目の前の人を喜ばせたい』という

想いの種を僕たちは受け取りました。

そしてチャレンジをするにしろ

寄付をするにしろ

チャレンジを辞退して他のことをするにしろ

僕たちはさまざまな想いの種を蒔き、行動を刈り取りました。

これからはその行動が種となり習慣を刈り取らないといけません。

それは一回限りのブームではなく

最終的には自分はどういう人間(人格)で

どういう人生を刈り取っていくのかという人生のアイスバケツチャレンジです。

そう。ぼくたちは

”ぼくたちのこれから”を

試されているんだと思います。

僕はアイスバケツのチャレンジ指名を受けましたが

辞退させていただきます。

だけど

クリスの想いの種を受け取っているので

行動で刈り取りたいと思います。

大きなことじゃなくても

自分がやりたいことで人が喜ぶことを行動にし

それを習慣にしていき

それが自然とできる人になって

自分がいつも笑顔で周りの人も笑顔でいられる人生を創っていきたいと思います。

それは自分にとっては

毎試合見る人に感動を与えられる選手になることであり

毎年100万ドルを慈善活動に寄付できるくらい経済的にも稼ぐ人になることです。

・・・

『それってアイスバケツチャレンジをして寄付もするのと同じじゃねーか。』

と思うかもしれませんが

僕は僕なりの想いの種を蒔いて、行動を刈り取り

行動の種を蒔いて、習慣を刈り取り

習慣の種を蒔いて、人格を刈り取り

人格の種を蒔いて、人生を刈り取って行きたいと思います。

そうは言っても人生のアイスバケツチャレンジは

失敗もあって氷水よりも冷たい目にも会うかもしれません。

踏み出す一歩にビビってしまう自分もいますが

それでも笑顔で進んでいけたらと思います。

それでは今日も最後まで

あなたの貴重な時間を使って読んでくれてありがとうございました。

Shimo

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