”30歳という年齢”という逃げ道と言い訳について

僕は32歳になり言い訳していました。

 

サッカー界で32歳といえばベテランであり

”戦力外通告”という言葉がちらつく

年頃です。

 

でも

これはプロサッカー選手を始めた時から

考えているのが普通で

 

 

そういう危機感は

毎年感じながらやっています。 

 

 

いつかは切られる。

いつかは引退する。

 

それが自然であり

避けては通れないこと

だからです。 

 

 

 

もちろん僕は

自分の選手としての

可能性を見出せている限りは

 

 

這いつくばってでも

サッカー選手を続けていくのですが、笑

 

 

現状は交渉していたチームとの話が流れ

リーグ戦開幕を目前に

難しい時期を迎えています。 

 

 

なので今日は

サッカー人生の分岐点の記録として

 

10年目を終えた去年から

考えていた

おそらく本質的なことであり

 

これからサッカー選手を目指す人や

プロになりたい人にとっても

有益な 

 

 

”30代の壁”について

1人の選手の考えを

書いていきたいと思います。 

 

 

この話は

”サッカー選手の引退”や

”セカンドキャリア”だけでなく 

 

 

”クラブに忠誠を尽くすことをやめることがいい仕事をする条件”

”代理人に騙されないためのうまい付き合い方”

”サッカー選手の仕事の偉大さ”

”成功し続けるサッカー選手の特徴”

”セカンドキャリアを成功させる選手とは”

 

 

という

少しダークな話や

 

僕らしくない

”夢のない話”や”タブー”にも触れると思います。

 

 

 

まず

30歳を過ぎると価値が下がるのは

間違い無いと思います。

 

 

それはどの国のリーグでも起こっています。

 

 

”年だから若い選手の方がフィジカル的にいい”とか

”将来を考えて世代交代”とか

”年俸が高いから”というような理由で

 

 

クラブから契約を切られる選手は

たくさんいるし

サッカー界の常識のようです。 

 

 

どんなにクラブに忠誠を尽くそうが

どんなにファンに愛されようが

いい人だろうが

 

それは関係ありません。 

 

 

30歳を超える選手は

自分の年齢を否が応でも

意識していますし

 

クラブ側の査定も29か30で大きく

変わります。

 

でも

世界中の30代の選手全員が年俸が下がったり

切られるわけではありません。 

 

 

そう考えると

”30代になったから契約切られる”というのは

本質的ではないです。

 

 

逆に

”年齢や肉体の限界を理由に切られる”と

思い込むことで

 

選手は自分自身の可能性を見えなくしたり

 

 

諦めるための言い訳にしている

ということがほとんどです。 

 

 

という自分も正直

チームがない状況で

 

『俺はこんなにやったのにクラブが評価してくれない。』とか

『年齢が32だからって若いやつ取りやがって』とか

『これが時代の流れか』あるいは

『代理人に裏切られた』 と

 

誰かのせいにしたい自分がいました。 

 

でも言い訳をやめて考えてみると

 

 

実際30を超えて

チームがない選手、切られた選手というのは

 

”ゴールに直結する結果が出ていない選手”です。 

 

 

逆に30を超えてもチームがある選手は

”ゴールに直結する結果を出している選手”です。 

 

 

これはシビアな言い方ですし

自分自身受け入れられませんでしたが

真実です。笑

 

 

僕はタイで年間18ゴールを決めた年以降

年々ゴール数は減っていました。 

 

それでも年俸は上がり

”名前”である程度やれてきたことに

落とし穴があったのです。 

 

 

でもサッカーの本質は

ゴールをとるか取られるかであり

 

特に外国人選手が求められるのは

攻撃であれば”ゴールをとれるか”

守備であれば”ゴールを取らせないか”

 

 

その2つです。 

 

 

その価値を提供できていれば

契約は継続であり

年俸は右肩上がりです。 

 

 

僕は一時の成功に

甘んじて

それを忘れていました。 

 

 

『クラブのために頑張っていれば評価される』とか

『ファンに愛されているから大丈夫』と

 

『若手に経験を伝えていく重要な立場を評価してもらいたい』とか

『チームが結果を出せたから来年も残れる』と

 

甘えてしまうと

大事な本質を見逃してしまいます。

 

 

選手として30を迎えても

契約がある選手というのは

”ゴールを決める選手か失点を抑える選手である”

 

 

逆に

契約がない選手というのは

”点を決めていない・失点してしまう選手である”

 

 

これを見失うと 

 

 

選手は自営業といえ

クラブに雇われる身ですし

 

どんなにクラブのためを思ってプレーしても

結果に直結していなければ

切られるし

 

ファンに愛されても

そもそもファンは選手を守ってくれません。

 

 

逆に自分の保身に甘んじずに

結果やゴールに直結する仕事をし

文字通りチームの勝利に貢献していれば

 

 

ファンを喜ばせることもできるし 

仮にそのクラブと契約更新はなくても

他からのオファーは絶えません。 

 

 

その仕事をしてかなければ

必ず交換される日が来ます。 

 

 

シビアですがこれが現実だと思います。 

 

 

ではどうしたら僕たちサッカー選手は

30歳を超えても成功し続けることができるのか?

 

 

いいプレーをしファンを喜ばせながらも

会長にも気に入られて

監督にも必要とされて

契約を取り続け

 

”30歳の壁”を超えれるのか。

 

 

その答えはやはり

価値(ゴールに直結した結果)を提供し続けることなのです。

 

 

どんな状況でも

日々進化して次の試合、次の試合で

 

もう一点もう一点と

積み上げていくことが

僕たちサッカー選手の本質であり

 

 

それはもちろん難しいけど

 

 

僕がお客さんなら

可能性にだけに焦点を当てて

自分を信じて挑戦し続けている選手を 

観たいですね。 

 

 

 

今日は

”30の壁”というのは実は選手の言い訳で

本質的にはその仕事をしてこなかった

ということだ。と 

 

 

僕自身への戒めを込めて

不安と期待の中の現状で考えていたことを

書いてみました。

 

 

何かのヒントか役に立ってくれたらと

思います。

 

 

今年も初心に戻って

自分のためにも

より多くの人のためにも

 

肉体・精神・魂を込めて

ゴールという価値を提供していきたいと思います。

 

 

それでは今日も最後まで

観てくれてありがとうございました。 

 

 

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