para o papai 下地徹という男。お肉屋さんを目指したプロサッカー選手ShoShimojiのルーツ・・・

みなさんご存知の下地 徹(しもじとおる)について今日は書こうと思います。

 

えっ?誰?

 

・・・

 

僕の父さんです。笑

 

地元の仲間内では名前が知れています。

 

僕の結婚式で誰よりも笑いをとった男が下地徹です。

 

 

以前、父さんのことを書いたのは一年前ぐらいでした。

 

自分の人生に大きな影響を与える人というのは

 

多くの人にとって親だと思います。

 

今日は個人的な父の話なので読まないでとばしてくれてOKです。

 

・・・・

 

 

 

僕の父さんは高校を卒業して沖縄から上京してきました。

 

いろんな苦労があって、父さんは肉屋になって、母さんと結婚して、

 

若くして子供が生まれ。姉二人。そして最後に下地家の長男として僕が生まれました。

 

ちょうど僕が生まれた時、

 

母さんが沖縄に帰郷していたので、僕は姉弟で唯一沖縄生まれとなりました。

 

父さんも、下地家の長男なので、僕は長男の長男として

 

その当時はやっぱり後継ぎ的な期待もあったから

 

たくさんの人に喜んでもらえたそうです。

 

もちろん母さんが一番嬉しかったのかなと思います。でも、実は・・・

 

一番嬉しかったのは父さんかもしれません。

 

 

父さんは、それからもずっと東京で仕事をして僕たち家族を養ってくれました。

 

いつも朝早くから夜遅くまで働いて帰ってくるから子供ながらに

 

父さんと遊べない寂しさを感じる時もありました。でも、

 

店に行けば全力でお客さんと自分の仕事に向き合っている父さんの後ろ姿は

 

まだ小さかった僕にとって、とても大きくてかっこよくて憧れでした。

 

その頃の僕の将来の夢は『お肉屋さんかプロサッカー選手』でした。

 

いつも、文句を言わず仕事に打ち込み

 

多くの仲間が沖縄に戻っていく中でも

 

父さんは東京に残って僕たちを育ててくれました。

 

物価も高いし家賃も高い、学校も行かせて、新しい服も着せて、生きていくのに大変だったと思います。

 

きっと学校の行事なんかは当然来られなかったし、子供と一緒にいられないもどかしさもあったと思います。

 

沖縄から出てきて、ひとりきりで頼る人もいない状況で自分がコケたら家族全員終わりという責任もハンパじゃなかったと思います。

 

それでも、ボクら姉弟を何不自由なく育ててくれました。

 

今、ぼく自身、子供を持つ親になって父の凄さが分かるようになりました。

 

『苦労と思ったことはない』って以前父さんが言っていました。

 

ぼくが小学生上がったぐらいの時には

 

週末の夜、小さい子供たちを寝しつけたあとに

 

母さんと二人こっそり別のバイトに出て行って子供たちが起きる前の朝方帰ってくるのに

 

2人とも疲れている表情は少しも見せませんでした。相当きつかったと思います。

 

それでも、しんどいという気持ちすら感じないほど一生懸命僕たちを育ててれてたんだと思うと

 

僕はまだまだ敵わないな~。

 

 

とは言っても親子だから、父さんの頑固なところや少ししか合わす時間がないのに

 

口うるさく何かを言われることが嫌な時もあります。

 

でも、一番息子のことを信じて応援してくれていることに最近ようやく気づくことができました。

 

ぼくがまだ実家で暮らしていた時も、ぼくが家を離れてからも

 

母さんからは『最近どうなの?』とか連絡が来るけど、

 

父さんからは連絡がほとんど来ませんでした。

 

少し話をしても『まぁ頑張って。』ぐらいしか言えない父さんに

 

あんまり心配してないんだな~と思っていたら

 

実は、毎週サッカー雑誌を買っては僕の名前や写真を探していたり

 

テレビで録画をしては何度も僕のプレーのシーンを再生していたり

 

いつも『奨(←ぼくです)は最近どうなんだ?』と母さんに質問していたりしていたようで・・・

 

そんなことは僕は全く知りませんでした。

 

今年、僕はタイのプレミアリーグでベストイレブンに選ばれてオールスターに出場することができました。

 

そのときも実は、一番喜んでいたのが父さんでした。

 

親戚はもちろん沖縄の友達にも自分の息子を宣伝してくれていたそうです。

 

他人から見たらタダの親バカか子ども自慢かもしれません。

 

でも、僕は恥ずかしいなという思いはありませんでした。

 

自分ががんばって育てた息子が自慢できることをしてくれた。

 

思わずいろんな人に自分の子供の自慢をしてしまう。そんな父さんの息子でよかったなと思いました。

 

本当に嬉しかったです。

 

そして、ようやく親孝行らしいことができたのかなと思いました。

 

もちろんまだまだしたいことはありますが・・・

 

 

分かっているようでわからない不思議な存在であり、

 

(近くにいるからこそわからないのかもしれませんが)

 

ものすごく人生に影響を与えてくれる存在が親です。

 

10月29日でうちのShimoji Tooru(下地徹)は56歳になりました。

今も現役バリバリです。

 

下地徹はこの店にいます。

食肉販売専門店 ジャンプ サンディ つつじヶ丘店

http://jumpmeat.co.jp/shop_tokyo.html

 

『地図』

⇒http://bit.ly/17uHN4V

 

 

Te amo Papai!

 

それでは今日も最後まであなたの貴重な時間を使って読んでくれてありがとうございました。

Shimo

 

 

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