「海南は雲の上の存在と思うか？」
「手を伸ばしても 飛び上がってもオレたちには届かない存在だと思っているか？」
「実績でいえば確かにそうだ」
「過去の実績からいえば海南とうちは 天と地ほどもちがう」
「だがオレは・・・オレはいつも寝る前に この日を想像していた・・・」
「湘北が・・・神奈川の王者海南大付属とIH出場をかけて戦うところを 毎晩思い描いていた」
「１年の時からずっとだ」
・・・・
今タイの田舎のカフェで
スラダンを読んでいました。
僕はこのシーンが好きです。
というか
ゴリが好き。
たとえ
”デカイだけで上手くないから
海南に呼ばれなかった”としても。
ずば抜けた才能と素質で
輝く同世代の牧や藤真と違って
日の目を見ていなくても。
「城北？尚徳？」と
間違わられるような
無名の湘北高校にいても。
ダブルスコアで負けたのに
『大健闘だ』と言ってしまう
チームメイトに囲まれていても。
誰にも理解されず
『お前とバスケするの息苦しいよ』
と言われても。
それでも毎日
全国制覇という夢を描いて
それを信じ
１年の時から毎晩、
全国をかけた海南との戦いをイメージし続け
リバウンド練習や
シュートのパターン
基礎練やフットワークを
毎日何度も繰り返していくと
いつのまにか
県内トップクラスの選手になり
最高の仲間を手に入れるという
運も味方について
王者海南には
勝てなかったけど
インターハイ出場を手に入れます。
そうやって日々
『毎日夢を描きそれを実現できる自分を信じ』
『継続していくこと』
によって
夢が実現できると
ゴリは教えてくれます。
・・・・
『サッカー選手になれる人は1000人に１人』
とある統計では言われています。
確率的には0.1%。
その
『夢を実現する0.1%の人たちがしていること』
『僕がサッカー選手になるためにしてきたこと』
『プロになってからもしていること』
それは
”毎日夢を描きそれを実現できる自分を信じ”
”継続すること”。
です。
ゴリは大事なことを
思い出ささせてくれました。
きっとゴリを見ていると
自分とかぶるんですね。
僕自身
経歴もなかったし
身長も身体能力もそこそこ普通。
だけど
自分よりも才能も能力も
はるかに高いレベルの選手と
出会う度に
絶対勝ち目がないのに
『プロ選手になるんだ』
『自分はそうなれるんだ』
『数年後必ずあいつらと同じ舞台・・・』と信じ、
メンバーから外れて
試合に出れなくなるたびに
『今この一球一球が
Jリーグにつながっているんだ』と信じ、
壁に向かって一人
ボールを蹴り続けてきました。
大学生になり
全員がプロを目指すわけではない部活に入って
『あいつ熱いよ』と
若干からかわれたり
『そんなんじゃプロになれないよ』
と言われて
やる気を失い
寝てしまいたくなっても
自分はまだまだよくなる。
明日はもっとよくなると
信じ、
夜部屋で
サッカーノートを開いて
自分の内面を見つめ
改善策を練ってきました。
監督に怒られるのが怖くて
もう失敗が許されないと思える状況で失敗しても
トライすることで
かならず道が開けると
信じて
失敗しても
顔を上げて
立ち上がるということを
続けてきました。
夢が実現する根拠。
そんなもの
そもそもありません。
できるかどうかなんて
わかりません。
だから
”全国制覇”を信じ
”１年のときからずっと全国をかけた海南との戦いをイメージする”
そうしたら
現実というのはそうなっていくし
そうやって実現した先には
また新しい夢が出てきて
同時に
”山王の河田”という
強大な壁や困難が出てくる。
だけど
そうやって信じて
継続してこれた自分なら
もっと先に行ける。
そうやって
夢を実現する自分を信じて
また一歩踏み出し続けていける
・・・
と
ゴリはいつも
僕にサッカー選手として、
一人の人として
人生を教えてくれます。
今日も最後まで観てくれて
ありがとうございました。
自分は今、全国制覇を目指してます。
心に改めて突き刺さり
そして勇気とやる気をもらいました。
ありがとうございます。