『なぜ信じると夢は叶うのか』

 
 
「下地さん。本当に夢って信じれば叶うんですか?」
とよく聞かれます。
 
はい。
信じれば夢は叶います。
 
でも
 
信じてると言っているだけでは
叶いません。
 
 
当たり前のこと言っていますが…
 
思えば僕たちは
小さいころから
 
信じれば夢は叶うと
 
いたずらに
 
夢を追うように
仕向けられているように思います。
 
でも
 
”信じれば夢は叶う”
 
ってかなり怪しい話ですよね。
 
だって
 
目に見えないから信じようにも信じれない。
 
『どんな状況でも
信じていれば夢は叶う』
 
これは本当だけど
 
言葉だけだと
胡散臭くなります。
 
他力本願的な
 
胡散臭い宗教っぽい匂いも
プンプンするので
 
怪しいのだと思います。
 
だけど
何度も言うけど僕は
 
『信じれば夢は叶う派』です。
 
世界はそういうもんだと
信じています。
 
なぜかといえば
そうしてきたからです。
 
信じる力の重要性は
日々感じています。
 
だけど
 
昔はただ漠然と
『できるできる』と
信じても
 
何も結果が変わらず
トライしても失敗して
 
『こんなに信じてるのに
やっぱりおれにはできない』
 
『夢なんて運のある奴が
たまたま叶ったか
もともと才能や実力があったんだ』
 
と思ってました。
 
でも
今わかるのは
 
「おれはできる!おれはできる!」
というのは
 
『信じているということではない』
ということ。
 
では
 
信じるとはどういうことか
 
といえば
 
“可能性だけに目を向ける”こと。
 
“できないと思える状況でも
できる可能性を見つける作業を
繰り返すこと”。
 
それが
 
”信じること”
 
だと思います。
 
可能性にだけ目を
向け続けるができれば
 
いつか必ずできます。
 
例えば
 
電球を開発したエジソンが
 
その開発段階で数千回、1万回と失敗たことを
聞かれたときに
 
「失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を開発しただけだ」といったのは
 
有名な話ですが
 
そうやって
 
可能性だけに目を向け続ける先に
 
『信じれば夢は叶う』
 
という現実が待っています。
 
『でもそれは言うのは簡単だけどね』
『そんなのエジソンは天才だからそう思えたんだ』
 
って話だと思います。
 
では逆になぜ
 
僕たちは可能性に
目を向けるのが難しいか。
 
それは僕たちは
普段意識していないと
 
可能性とは逆の
不可能性に
 
目を向けるように
習慣化されいるからです。
 
そう。僕たちは
 
『なぜ~できないのか』と
 
考えるようにプログラミングされています。
 
そういう考え方をしているので
 
できない理由ばかりが
 
見えてきます。
 
実験してみると分かると思いますが
 
『なぜ~できないのか』と言われると
 
人は自然とできない理由を探します。
 
じゃ
 
可能性に目を向け続けるには
 
どうしたらいいか。
 
それは
『なぜ~できないのか』という
考え方を
 
『どうしたら~できるか』に
変えるということ。
 
・・
 
『たったこれだけ?』
 
と思うかもしれませんが
 
選手としての僕は
 
『なぜおれはプロになれないんだろう』
 
『なぜおれは結果が出せなれないんだろう』
 
と考えた習慣のおかげで
 
・小さいから
 
・身体能力がないから
 
・経歴がないから
 
・体が弱いから
 
・日本人だから
 
・やったことないから
 
・今の状況じゃできそうにないから
 
。。。
 
と何百通りのできない理由を並べ
 
自分の力を発揮できませんでした。
 
プレーは次第に義務的になり
クリエイティブさのない
プレーをしていました。
 
でも
 
『どうしたらプロになれるだろうか?』
『どうしたら結果を出すことができるだろうか?』
 
と考えるようになって
 
それまでは
思いつかないような
 
アイディアや
プレーの選択が出てきて
 
毎日の練習が
やらされることから
 
自分でやりたくて
やる練習になって
 
集中力もプレーの精度も
格段に上がりました。
 
上手くなればなるだけ
 
もっと先を見たいと
思えるようになるし
 
気づいたら
 
周りの選手や
監督にも一目置かれていました。
 
『どうしたらできるか』と
考えることができるようになると
 
自分の決めた夢を
諦められなくなります。
 
つまり
”信じることができる”ようになります。
 
『なぜ~できないのか』と
考えているときは
 
人は簡単に諦めることが
できます。
 
人のせい
天気のせい
状況や境遇
才能や能力のせい
 
諦めるための理由は
十分すぎるほどあります。
 
でも
『どうしたら~できるだろうか』
って考え始めると
 
できる可能性を
全てやり終えるか
 
自分自身で諦めるまで
諦めなくなります。
 
例え一回失敗しても
 
『次はこうやったらできるんじゃないか』
『いやこっちのアイディアならできるかもしれない』
 
この思考をすると
自分の進化や成長に
終わりがありません。
 
でもたまに
 
しんどいと思うこともあります。
 
正直、諦めた方が楽かもしれません。
 
でも
 
確実に言えるのは
 
可能性に目を向けて生きる方が楽しい。
 
・・・
 
僕も三十を超えました。
 
こうして日々
若い選手とプレーすると
 
この先長い選手を
羨ましいと思います。
 
それと同時に
 
『歳だから~はできない』
『ベテランだから~はできない』
『夢を持つ年じゃない』
 
と気づいたら
 
『なぜできないか』を並べて
楽になろうとする自分が出てきます。
 
そんな時は
 
『どうしたら31歳で活躍できるか」
『どうしたら31歳から12倍伸びていくことができるか』
『どうしたら新しい夢を実現することができるだろうか』
 
と考える。
 
すると
 
言い訳できなくなります。
 
できる方法は10000万通りある。
 
それを全部やる。
 
これは他の人にはわからない
諦めてしまう自分と
信じ続ける自分の勝負。
 
絶対負けられない戦いに
終わりはありません。
 
・・・
 
いつまでも目を輝かせている
サッカー選手として
 
これからも
可能性だけに目を向ける
人でありたい。
 
練習に向かう
オンボロのバンの中で毎日感じます。
 
今日も最後まで観てくれて
ありがとうございました。

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