青春漫画の金字塔
『スラムダンク』
あのシーン昔は泣けませんでした。
『やりたいなら最初っからやればいいじゃん。』
『メンタル弱っ』
僕は正直、あんまり共感できませんでした。
でも、年をとるごとに
あのシーンでジワジワくるようになりました。
同じように一回サッカーを離れた身としては
年々ミッチーの魅力に惹かれ
妙に気持ちがダブるようになりました。
何百回読んでも
毎回違う感じ方をする
『スラムダンク』
いろいろ感じれるほどに
それだけ自分も
年をとったってことなんでしょうか。
すごく年上だったと思っていたゴリも
もはや13歳年下です。
ベンチで思わず涙が溢れるゴリに
『そうだよな。仲間が欲しかったんだよな。』
と思わず共感してしまう自分。
とはいえ、今でも
桜木に負けず劣らず
貪欲なフッキーのように
褒められて伸びる
まだまだ上手くなりたい自分もいます。笑
小学生の頃から
何度も読み返し
5年前に南米に出てからも
ことあるごとに
スラムダンクを読み
その都度、助けてもらっている僕は
スラムダンクについては
かなりマニアックなのですが
そのマニアックさについてくる後輩が唯一
青学サッカー部時代に一人いました。
彼の名前は
『中村祐人』
好きなものはトコトン追求したい
オタク気質な史学科出身の彼は
決して海南の牧のように
エリートコースを歩んで来たわけではないし
深体大からのオファーもなかったし
アメリカ遠征で
ブロックをかわすために
身につけた
『へなちょこシュート』も打てないし
河田兄のように
鋼のような筋肉と驚異的な身体能力は
持ち合わせてはいません。
それに物覚えがいいから仙道みたいに
『きたざわ』という間違えはしません。
そんな彼は紆余曲折を経て
一時サッカーをやめかけながらも
『あきらめたらそこで試合終了ですよ』
というあの言葉を胸にして
・・・
かどうかわからないけど
『サッカーがしたいです』と言った
・・・
かどうかわからないけど
香港でのキャリア6年目を迎えています。
香港のサッカー界で誰もが知る
スーパースターであり
チームの主軸として活躍し続け
今季は2部から昇格してきたチームに
請われる形で
香港プレミアリーグ『大埔FC(大埔足球會)』に入団しました。
今回プレシーズンのキャンプが
たまたまバンコクで行われたので
会いに行ってきました。
・・・
大学時代
桜木がバスケを好きなのと
同じぐらい
サッカーが好きでしょうがない彼と僕は
試合で喧嘩をしたり
言い合ったりしてきました。
本気でいい合える経験が
なかなかしずらい今の時代。
その当時は
ムカつく後輩でしたが
彼が今でも選手で
頑張っているのを
相当嬉しく感じれるのは
桜木とリョータみたいに
お互いが本気でサッカーと
向き合ってきた仲間と言うと照れ臭いけど
そんな関係だからなのかもしれません。
・・・・
お互い一本道を真っ直ぐ来たわけではない。
サッカーを一度やめた時期もあった。
だけど
途中グレかかっても
ミッチーを見習ってタバコだけは吸わなかった。
・・・
『負けたということがいつかお前たちの財産になる』と言った
堂本監督の言葉を胸に
30代を迎えた
青学サッカー部出身者は
まだまだ
『サッカーがしたいです』
スラダン知らない人は
何言っているかわからなかったと思いますが
興味がある人は
ぜひ読み返してみてもいいかもですね^^;
それでは今日も最後まで
観てくれてありがとうございました。