ありがとうがうまく言えず泣いていたあの日から・・・

こんにちは。Shimojiです。
これは僕の好きな曲の歌詞の一部です。

僕はこれまでたくさんの方からの
愛情、親切、優しさ、助けを受けて
生きてきました。

でもその度に
「ありがとう」
がうまく言えませんでした。

南米のジョズエ、ブルーノ、シジクレイファミリーだけでなく
両親、家族、友達、チームメイト、

そして奥さんやこども
・・・

生まれてからこれまで
苦しいとき、大変なとき
立ち直れないと思う時には必ず
誰かが支えてくれました。

僕は幸せ者です。

それにもかかわらず、
苦しいときに助けてもらって
心から嬉しいはずなのに

すぐに恩を返せない自分、
彼らに何もできない自分が不甲斐なくって
それが心に引っ掛かって素直にありがとうが言えませんでした。

本当自分のことばかりです。
そしてそんな自分に対して
また自己嫌悪してました。

正直「ありがとう」だけでは
その感謝の気持ちが伝えきれないことにも
モヤモヤしていました。

でも最近は少し変わってきました。

『恩ってそもそも返せないんじゃないか。』
ふと思いました。

でもそれは少なからず
当たっていると思います。

僕を応援し助けてくれた人のほとんどは
何の見返りも求めず
心から僕の成功と幸せを願ってくれている人達でした。

「自分たちには返さなくていいから
シモがあげられる人にしてあげてくれ」
そういう人たちばかりです。

「では感謝の気持ちや恩は返せなくていいのか?
Shimojiは恩知らずだ。」

いえ違います。
じゃどうするか?

それは
【僕に出会ってよかったと言われる人】になる。です。

「あなたのおかげでここまでこれました。」

ありきたりですが
僕は彼らに心から
そう言えるような人でいたいし、

そして言われた方も
僕に会えて良かったと
思ってもらえる人になれたら最高です。

そしてそんな人、選手になることで
彼らが僕にしてくれたようなことを
僕もできるかもしれません。

それが
僕が受けてきたたくさんの恩への
恩返しになるのかなと思います。

今日の試合が僕がBECテロサーサナの
選手としてプレーする最後の試合になります。

来年からは違うチームのユニホームをきてピッチに立ちます。

今年は後期リーグが始まって
日に日にファンやサポーターの方から
「来季も残って欲しい。」
「他のチームに行かないでほしい」
というメッセージや投稿が僕のFBアカウントに増えて行きました。

スタジアムに行けば
顔見知りになったサポーターのみんなから
「来季はどうするんだ?残ってくれるよな?」
と聞かれるたびに
うまく話せず誤魔化してしまう自分がいました。

BECテロと契約した2年間はまるで魔法にかかったかのような日々でした。

最高のチームメイト、クラブとの出会いが
全くゼロになっていた僕にたくさんのものをくれました。

このクラブではいつも親切にされ、優しくされたり、勇気付けられ、助けられてきました。

語り尽くせない思いや感謝の気持ちや、
もらったたくさんの恩を僕は返せないままに
また次の新天地へ向かいます。

感謝の気持ちは伝えた方がいいです。
恩もすぐに返した方がいいです。

でも時には
語れないものを語ってしまうと嘘っぽくなってしまう時もあります。

だから
その想いが伝わるプレーが出せる
選手になりたいと思います。
たくさんの恩を受けながらも
それ以上に多くの人に喜ばれるような人、
選手でありたいと思います。

それは口で言えばかっこいいですが
するのは難しいです。
人生を通して有り方が問われるからです。

僕はそんなに強くありません。
でも強くありたいと思います。

迷いながら
あぁでもない、こうでもないと自問しながら
行ったり来たりしながら
失敗と成功を繰り返しながら
それでも留まることなく
また一歩を踏み出して行きたいと思います。

そう思わせてくれたこのチームに感謝の気持ちを持ちながら
いつもどーりピッチに立ちたいと思います。

それでは今日も
最後まであなたの貴重な時間を使って読んでくれてありがとうございました。

Shimo

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

上部へスクロール