ブラジルに来て1週間。
ここはサファリパーク?最初に思った感想。
ここはゴイアス州のイポラという町。サンパウロからバスにゆられながら7~8時間。かなり大きなバスターミナルで乗り継いでさらに3時間。ブラジルの大きさを感じた。
ブラジルについてジョズエや友達(サッカー選手)を頼りにテストを受けれるチームを探してもらいながら準備をしていた。ジョズエや友達にはホントに感謝してもしきれない。
自分のことのように人に接するブラジル人の温かさ。自分がブラジルの好きなところの1つ。
そしてこの町にあるUmuarama esporte clube というチームが最初のテストチームとなった。
州リーグの3部に属するこのチームは若手を育成してビッククラブに輩出するスタイルだった。
周りの選手は16歳から22歳で自分が最年長だったけど、みんな日本人に興味津々で年齢に関係なくすぐに仲良くなった。
地元の子以外は選手寮に住み日々の生活を共にしていた。
部屋は4人部屋。6畳ぐらいの広さで2段ベッドが2つ。
16歳のウェズレイ(左)と20歳のピッチ(中)
ユニフォーム・練習着の洗濯は自分で!
食事はこの街に住む選手のお母さんたちが作ってくれる。
ちょっとした広場。休みの日はすることがないのでここでサッカーテニス。
若いうちから夢をつかむために家を出て若い選手同士助け合ってやっていく。
ホントにみんな仲間おもいで明るく、でもグランドではしっかり。
滞在期間は1週間だったけど、彼らからいろんなことを学んだ。逆に日本人と触れて彼らも何か感じてくれていたらすごくいいなと思った。
サッカーに感謝。
このチームの監督は、現役時代はドイツでのプレー経験があり、また以前日本の高校生のチームをブラジルに招待して1か月間指導した経験もあって自分に対してすごく親切にで、ブラジルでのチャレンジを応援してくれた。
そして若手を指導することにすごく情熱を持っている人だった。
おかげでテスト期間もすごく充実したトレーニングができたし、いろいろな話をして将来こんなふうに若手を育成する人になりたいと思った。
ここにきて年齢を忘れてサッカーができるのはすごくよかった。
自分が楽しみながらサッカーすることをまた思い出させてもらった。
このイポラという町はとてものどかで、選手たちが行くところといえばスーパーマーケットかランハウス(インターネットするところ)ぐらいで、
この町での一番の楽しみはsorvete(アイス)を食べることだった。
(オフ前日の夜。選手たちとアイスクリーム屋さんへ)
あっという間に1週間が過ぎた。
みんな温かく、この町のゆっりした雰囲気が好きになった。
若い選手たちと一緒にプレーしながらブラジルのサッカーのスタイルを感じた。
幸いにも監督と会長が一緒にプレーしようと言ってくれた。契約する準備を整えてくれることになったが、とりあえずサンパウロに戻り、
もう一つテストを受けることになっていたサンパウロのチームの練習に参加することにした。
(7月初め)