”お前は守備ができないから”
”お前は走れないから試合に使えない”
と言われ続けた選手が
試合に出られるようになったわけ・・・
今日は
他人や監督の否定的な意見を超えて試合に出る方法です。
背が小さいから
体が弱いから
技術がないから
勝負弱いから
・・・という
監督が並べる一般的な
”使わない理由”は
実は僕たちが
試合に出られない本当の理由
ではありませんでした。。。。
【選手が試合に出れない本当の理由】
それは
自分自身が
”おれは守備ができないから出られない”
”おれは走れないから出られない”
と思っている
ということです。
『いやいやそうは言っても下地さん。
実際うちのチームは守備ができなくて走れない選手は試合に出られませんよ。』
という人もいると思います。
でもそういうチームでも
走れないけど試合に出れる選手は
たくさんいます。
これは受け入れがたい事実ですが
セルフイメージと潜在意識の関係から言っても
本当の本当のところは
自分自身で
”監督が言った理由”を受け入れた瞬間に
”試合に出れない自分”ができて
試合に出れなくなるのです。
『よく言っていることがわかりません。』
という人がいると思うので
ゆっくり解説します。
簡単に言うと
”守備ができなくても”
”走れなくても”
試合に出れる。ということです。
サッカー界の中では
実に不思議な選手が
たくさんいます。
どういう選手かというと
ミスをしても
失敗しても
守備ができなくても
勝負弱くても
経歴がなくても
体が弱くても
メンタルが弱くても
試合に出続ける選手です。
そのチームの監督がどんなに厳しくてもです。
さらに
チームの戦術や監督の理念と合わなくても
試合に出続ける選手はたくさんいます。
でも逆に
技術がずば抜けて
サッカーがうまくても
”守備ができないから”
”走れないから”
という理由で試合に出れない選手がいます。
その違いはなんなのか・・・・
それは
”自分を許せている”
です。
こうやって言うと
『また宗教的な話ですか?』ってなるのですが
この自分を許すという作業は
試合に出る上で
そしてその先の
自分の夢を実現していく上で
非常に重要な方法なので
ぜひチェックしてください。
自分を許すというのは
具体的に言うと
”守備できなくても自分は試合に出ていいんだ”
”走れなくても自分は試合に出ていいんだ”
と自分自身に許可を出すのです。
無条件で試合に出てもいい人なんだ。
ということです。
・・・・
僕たちは小さい頃から
『あれができないからダメ』
『これができないからダメ』
と言う理由で
”選ばれるという習慣”を
生きてきました。
だから
『監督や先生が言っていることができないと
認められない、選ばれない』
という
思考が僕たちの深いところで
大事な価値観として植えつけられています。
だから選ばれるために
僕たちは必死に言われたことができるように
努力します。
だけど
そもそも僕たちは
人それぞれ特徴があって
努力してもできないことが
たくさんあります。
例えば
1対1のディフェンスは得意だけど
オフェンスやシュートは苦手。
ヘディングは得意だけど
パスが苦手。
パスは好きだけど
ボディーコンタクトは苦手
パワーはあるけど
テクニックがない。
誰にでも
苦手があって
得意がある。
それが自然です。
もちろん
技術の向上には限界はないし
日々進化するように
練習していくのは絶対に大事です。
だけど
どんだけ努力してもできないことはできない。
不向きなものは不向きないのです。
そして
これは昨日書いた
”意識するものは増え、否定するものは反発する法則”
が働くので
できないことにフォーカスすると
僕たちはどんどんできなくなっていきます。
だから
”おれは守備ができないから出られない”
と思えば思うほど
試合に出られなくなるのです。
僕も以前は
監督やチームや
チームメイトがそのポジションに
求めている戦術やスキルが
”できないと試合に出れない”
と思っていたので
不得意なことを中心に
歯を食いしばって努力しました。
そのおかげで結果が出て
報われる時もありましたが
そんなときは
ホッとするだけで
嬉しいというよりも
また次も言われたことを
やらなきゃ出られなくなる・・・
そう思ってビクビクしていました。
そして監督やコーチも
”代わりはいくらでもいる”と言われる度に
不安になっていました。
今思えばまるでロボット扱い。笑
ロボットだった僕は
”結果が全て”と思うようになり
失敗を恐れて
義務感でプレーするようになりました。
そんな選手のパフォーマンスが
いいはずもなく
お客さんを満足させることはもちろん
スタメンで出ることもできませんでした。
でもそれから
いろんな一流の選手と出会っていく中で
驚いたのは
一流の選手はなんでもできる
完璧な選手ではなかった
一流の選手たちと
僕との一番の違いは
自分を許しているかどうか
でした
代表歴のあるワールドクラスの一流の選手たちは
・自分ができないことを受け入れている
・自分が得意でできることにフォーカスしている
・自分の得意を出して不得意を出さない方法をちゃんと知っている
・自分の持てる得意なものをチームの勝利に生かすことを常に考えている
つまり
『こんな自分でも試合に出ていい』と
自分を許していたのです。
あれができなきゃ
これができなきゃ試合に出られない
じゃなくて
あれもこれもできないけど試合に出ていい。
これしかできないけど試合に出ていい。
と許可を出していたのです。
そして一流の選手たちは
さらに
『これしかできないけど試合に出て
チームを勝利に導くにはどうしたらいいだろうか?』
と考えていました。
僕もそれを見習って
”特徴がないけど試合に出ていい”
”スーパースキルはないけど活躍していい”
”超一流ではないけどチームの勝利に貢献していい”
という感じで
自分を許していく作業をしたら
思い描いて夢も
理想の選手としての生活も
自然と叶っていきました。
もちろん練習は100%。
もっと上手くなりたい
強くなりたい
という気持ちは
小学生の頃と変わりません。
だけど
自分を許すことで
潜在意識は解放されて
もっと自分を信じれるようになるし
もっと簡単に自分の夢の実現に
近づいていくことができるようになります。
なので今日の
他人や監督の否定的な意見を超えて試合に出る方法
自分を許す
ぜひやってみてください。
それでは今日も
最後まで観てくれて
ありがとうございました。